自分の星座を探そう

あなたのお誕生日星座はなんですか? と尋ねると、たいていの人はきちんと知っていて答えてくれます。小学生でも高学年になると大抵知っているようで、プラネタリウム投影のとき、全天の星座を表示すると、「うお座は?」「おうし座あった!」「てんびん座は?」などと声が聞こえてきます。

星占いの星座は、その名前だけは大変良く知られていますが、実際に夜空で自分の星座を見たことがある、という人はごくわずかでしょう。このページでは、具体的に自分の星座を探す方法を紹介していこうと思います。

お誕生日星座の決めかた

お誕生日星座は、どのように決めるかご存知でしょうか。もちろん、雑誌などの星占い欄をみると、それぞれの星座のところに、たとえば「3月21日から4月19日」など、誕生日が書かれています。その間に生まれた人は「おひつじ座」になるというわけですね。自分の星座を知りたいならそれを見ればいいわけですが、自分の星座を空で探すとき、どうして自分の星座がお誕生日星座になったのか、を知るのは、結構役に立ちます。

お誕生日星座をどう決めるのか、といっても難しいことはなく、占星術では「人が生まれた時、その人は太陽がいる星座の性質を持つ」と考え、その人が生まれた日に太陽がいる星座をその人のお誕生日星座とします。星占いに書かれている星座の期間は、誰でもすぐに自分の星座がわかるように「その星座に太陽がいる期間」を示しているのです。
もっとも、一般的な星占いが作られてから2000年以上も経っているので、地球歳差運動のために「夜空の星座」に太陽がいる期間と「星占いの星座」に太陽がいる期間とは1ヶ月ほどもずれてしまっています1が、自分の誕生日星座を探すという目的には、許せる範囲なので、ここではこのまま話を進めていきましょう。

同じくプラネタリウムの投影が終わったあと、「誕生日で空を見たけど、自分の星座が見つからなかった」というお話もよく聞きます。それはそのはず、太陽があっては、夜空にその星座を見ることはできません。ですから、誕生日の頃に自分のお誕生日星座を探しても、決して見つけることはできないのですね。

お誕生日星座が見つけやすい時期

お誕生日星座と太陽の位置

では、いつ探すと、お誕生日星座は見つけやすいのでしょうか。右の図をご覧ください。
これは、5月15日の18時ころの空。右側、西の地平線近くにある黄色い丸が太陽とします。日の入り前なので、実際には星を見ることはできませんが、星もあわせて表示してあります。

さて、5月15日の太陽はおうし座にあり、この時期に生まれた人は「おうし座」生まれです。これから時間が進んで、あと1時間もすると夜となり星が見え始めますが、その時に空高くに見えるのが、図の中央にある星座たち。かに座しし座おとめ座といった、春の星座たちです。

お誕生日星座の「しし座」は「7月22日から8月22日の間に生まれた人」ですが、誕生日の3ヶ月ほど前、4月から5月にかけて、夕方の空にしし座を見つけることができます。同じように、「かに座」は「6月21日から7月21日の間に生まれた人」ですが、やはり誕生日の3ヶ月ほど前、3月から4月にかけて夕方の空高くに見えます。
こうして調べてみると、お誕生日星座が誕生日頃に夜空に見えるのではない、ということがわかりますね。

おとめ座、さそり座など、他の星座たちも同じです。目安として、誕生日の3ヶ月前の夕方の空に注目をするとよいのですが、これには、もちろんきちんとした理由があります。

お誕生日星座を探すなら、誕生日3ヶ月前ころ
例えば、しし座生まれの人は、5月ころ

お誕生日星座、星占いの星座の、あるひとつの星座の期間は、だいたい1ヶ月くらい。雑誌などの星占いのページで確認してみてください。1ヶ月ごとに星座が変わる、これは、太陽が1ヶ月ことに星座を変えていくということです。太陽が3つの星座を移動するのには3ヶ月かかり、その進む方向は、星占いの順番と同じ。自分の誕生日から3つの星座分、3ヶ月ほど時間を戻すと2、日の入りの時、自分の誕生日星座がちょうど真南に見えることになり、見やすいというわけです。

夜空で自分のお誕生日星座を探すには、誕生日の3ヶ月ほど前、雑誌などの星占いのページの、自分の星座の3つ前の星座の期間を目安に、夕方の空に注目するのがよさそうです。

下に、各星座の名前と見つけやすい時期をまとめてみました。星座の名前をクリックで、それぞれの星座の見つけ方のページに飛びます。
あなたのお誕生日星座を見つけやすいのはいつでしょうか。


お誕生日星座と見つけやすい時期
通称 宮(サイン)の名称 一般的な期間 見つけやすい時期 見つけやすさ
おひつじ座 白羊宮(はくようきゅう) 3月21日~4月20日 11月~2月ころ
おうし座 金牛宮(きんぎゅうきゅう) 4月21日~5月20日 12月~3月ころ
ふたご座 双児宮(そうじきゅう) 5月21日~6月20日 1月~4月ころ
かに座 巨蟹宮(きょかいきゅう) 6月21日~7月21日 2月~5月ころ
しし座 獅子宮(ししきゅう) 7月22日~8月22日 3月~6月ころ
おとめ座 処女宮(しょじょきゅう) 8月23日~9月22日 4月~7月ころ
てんびん座 天秤宮(てんびんきゅう) 9月23日~10月22日 6月~8月ころ
さそり座 天蝎宮(てんかつきゅう) 10月23日~11月21日 7月~8月ころ
いて座 人馬宮(じんばきゅう) 11月21日~12月21日 8月~9月ころ
やぎ座 磨羯宮(まかつきゅう) 12月22日~1月20日 9月~11月ころ
みずがめ座 宝瓶宮(ほうへいきゅう) 1月21日~2月19日 9月~11月ころ
うお座 双魚宮(そうぎょきゅう) 2月20日~3月20日 10月~1月ころ
  1. さらに言えば「一般的な星占いの星座」と「夜空の星座」は、全くの別物です。星占いの「星座」は、「宮(サイン)」というもので、太陽の通り道を春分点から12等分して、「白羊宮(おひつじ座)」「金牛宮(おうし宮)」と星占いの星座の順に「双魚宮(うお座)」まで並んでいるものです。ですので、誕生日には必ず太陽がその星座にある、というわけではありません
  2. 1つの星占いの星座が夜空に見える角度は、360度÷12=30度ですから、3つで90度になります