ふたご座

航海の守り神、カストルとポルックス。双子ですが、兄は人間、弟は神。

ふたご星図

ふたご座

名称星座名ふたご
略号Gem
学名Gemini
所有格Geminorum
英語名the Twins
設定者プトレマイオス
概略位置赤径7h0m
赤緯22°
面積514
季節
南中3月上旬
星数1等1
2等2
3等4
4等14
5等24
6等74
変光星382
データ出典:
 星座名・概略位置・星数:天文年鑑2009
 名称(星座名を除く):IAU Webサイト
ふたご座は、星占い3つ目の星座。双子それぞれの頭には、カストル、ポルックスの明るい星が輝いています。オリオン座の1等星、リゲルからベテルギウスにつないで、そのまま伸ばしていくと、そのふたつ星にぶつかりますが、そんなことをしなくても目立ちますから、すぐに見つけることができるでしょう。

明るさは1.6等星と1.2等星で、等級こそ2等星と1等星と違ってしまいますが、空で見ると同じくらいの明るさに見えます。見比べてみると、色が違うことにも気がつきます。カストルは白、ポルックスは黄色、ここから、「きんぼし、ぎんぼし」と呼んでいる地方もあったそうです。このふたつは並んで輝いていますから、空にある目、と見ている地方が多く、かにの目、犬の目、猫の目、めがね星など、身近な動物の目に見立てています。

α・カストルから、τ、ε、μ、ηとつなぐと、兄のカストル、β・ポルックスから、δ、ζ、γ、ξとつないで、弟のポルックスの姿。都会の空でも、γとεは見つけられるでしょう。

ギリシャ神話では、ゼウスとレダの子供、レダは人間なので、兄のカストルは人間、弟のポルックスは神の血を引いて生まれます。カストル、ポルックスという星の名前は、双子の兄弟それぞれの名前です。カストルは乗馬の名手、ポルックスは拳闘の達人となり、数々の冒険をします。アルゴ船の冒険にも参加、嵐にあったとき、琴の名人オルフェウスが琴を奏でながら祈ると、双子の頭に星が輝いて嵐が静まったといいます。また、海賊退治も行い、この双子は航海の守り神として崇められていました。マストの上に現れる「セントエルモの火」を、古代ギリシャではこの双子の名前で呼んでいたそうです。
仲のいい双子ですがお兄さんのカストルは人間、牛の配分をめぐって他の兄弟と決闘をしたとき、カストルは敗れて死んでしまいます。嘆き悲しんだポルックスは自分の命を兄に与えてほしいとゼウスに願い、1日の半分は神の世界、もう半分は死者の世界でそろって暮らすようになったといいます。

夏と冬

カストルの足元には、散開星団M35があります。双眼鏡でも、星が集まった様子を楽しむことができます。このM35のすぐそばには「夏至点」があり、夏至の頃の太陽はちょうどこのあたりから地上を照らします。
1781年に、ウイリアム・ハーシェルが天王星を発見したのは、ちょうどこのあたりです。

また、暮れも迫った12月13日ごろをピークに、ふたご座流星群を見ることができます。カストル付近を中心に、空の暗いところでは1時間に30個程度の流れ星が流れます。都会では、15分間で1つか2つかというところ。この時期ふたご座は、日没後すぐに昇ってきますから、一晩中流星群が見られます。

恒星データ

Hipparcos
番号
バイ
エル
符号
赤径赤緯固有名
カタログ名
意味アルマゲスト名実視
等級
絶対
等級
スペクトル距離
(光年)
36850α Gem07h34.6m31°53’カストルカストル西の双子の頭にある星(カストール)1.580.59A2Vm51.5
37826β Gem07h45.3m28°02’ポルックスポルックス東の双子の頭の赤い星(ポルックス)1.161.09K0IIIvar33.7
31681γ Gem06h37.7m16°24’アルヘナラクダの首につけるマーク東の双子の左足の端にある星1.93-0.60A0IV105
データ出典: バイエル符号・等級・スペクトル・距離 Hipparcos 星表  絶対等級・独自計算  固有名・意味 星座の神話  アルマゲスト名 アルマゲスト