エリダヌス座

オリオンの足もとから流れる空の川。その先にあるのは川の果て(アケルナル

エリダヌス星図

エリダヌス座

名称星座名エリダヌス
略号Eri
学名Eridanus
所有格Eridani
英語名the River
設定者プトレマイオス
概略位置赤径3h50m
赤緯-30°
面積1138
季節
南中1月中旬
星数1等1
2等0
3等3
4等28
5等42
6等119
変光星252
データ出典:
 星座名・概略位置・星数:天文年鑑2009
 名称(星座名を除く):IAU Webサイト
オリオン座の西側は、秋の一つ星みなみのうお座フォーマルハウトまで、明るい星がないエリアが続きます。その中央付近は天の川銀河の南極にあたり、もともと星が少ないのです。

そんな地味な空に、大河が流れています。その名もエリダヌス。全天で6番目に広い星座ですが、明るい星は日本から眺めるのは難しいアケルナルだけ。オリオンの西側、リゲルの右上にある3等星βから、暗い星を西へと星をつなぎ、ηで南に向きを変え、τで東、νでまた西、θとφでちょっと蛇行して、終点α・アケルナルへと続きます。うみへび座は横に長い星座、エリダヌスは蛇行して流れる長い星座です。

ギリシャ神話では、太陽神ヘリオスの息子ファエトンが墜落した川といわれます。親のすることを何でも真似したがるのが子供ですが、ファエトンはヘリオスの太陽の馬車を運転したいと駄々をこねます。危険だからというヘリオスの反対を押し切って、ファエトンは馬車に乗り空を駆け昇りますが、やはり子供、途中で操縦ができなくなり、馬車は火に包まれて空を暴走を始めてしまいました。地上すれすれを通ったときには、森は焼け、動物たちは逃げ惑い、作物も枯れてしまいます。古代エチオピアの人たちはもともとは白い肌だったといいますが、この火事で肌の色が黒くなった、というお話もあり、大混乱になってしまいました。

この様子を見ていたゼウスは、これ以上の混乱を防ぐため稲妻を投げ、馬車はファエトンとともにエリダヌス川に墜落、世界の危機は去ったのです。

エリダヌス座ε

エリダヌス座εは、太陽系に近い星のひとつ。絶対等級は太陽に比べて2等星弱暗く、スペクトル型もK2ですが、太陽によく似た恒星です。太陽に似た星、というと、ひょっとすると惑星があって生命が生まれているかもしれない、と言われますが、この星には、木星くらいの質量を持つ惑星が見つかっています。
この星の場合は、太陽の約5分の1の明るさですので、太陽~地球間の半分くらいの距離に惑星があれば、液体の水が存在できると考えられ、生命が発生している可能性も出てきます。
果たして、そこに惑星はあるのでしょうか?

恒星データ

Hipparcos
番号
バイ
エル
符号
赤径赤緯固有名
カタログ名
意味アルマゲスト名実視
等級
絶対
等級
スペクトル距離
(光年)
7588α Eri01h37.7m-57°14’アケルナル川の果て 0.45-2.77B3Vp144
23875β Eri05h07.9m-5°05’クルサ巨人の足台オリオンの足こぶらの曲りにあって、上の星(λ)より北の星2.780.60A3IIIvar88.8
18543γ Eri03h58.0m-13°30’ザウラク船の輝く星つぎ(ο)の間隔にある4星の東星2.97-1.19M1IIIb Ca-1221
17378δ Eri03h43.2m-9°46’ラナ さらに(π)西星3.523.74K0IV29.5
16537ε Eri03h32.9m-9°27’  4星(δ)の西星3.726.18K2V10.5
データ出典: バイエル符号・等級・スペクトル・距離 Hipparcos 星表  絶対等級・独自計算  固有名・意味 星座の神話  アルマゲスト名 アルマゲスト