かじき座

かじき座は、アルゴ船の下、海の中にいる魚の1匹です。もう1匹はとびうお。なかなかお茶目な星座の配置です。

かじき星図

かじき座

名称星座名かじき
略号Dor
学名Dorado
所有格Doradus
英語名the Swordfish
設定者バイエル
概略位置赤径5h0m
赤緯-60°
面積179
季節南天
南中1月下旬
星数1等0
2等0
3等1
4等3
5等10
6等15
変光星84
データ出典:
 星座名・概略位置・星数:天文年鑑2009
 名称(星座名を除く):IAU Webサイト
一番明るい星でも3等星、この星座も、カジキの姿を追うのは難しいです。

カジキ? シイラ?

カジキといえば、あの鼻先がとがった姿だと思うのですが、かじき座の星座絵を見てみますと、どういうわけか普通の魚の姿に描かれているものが多いのです。プラネタリウムの星座絵を見ても普通の魚。

英語名は「Sword Fish」ですからカジキのことですが、学名の「Dorado」は、スペイン語でシイラのことなのだそうです。シイラというと、おでこが出ている魚、星座絵もどちらかといえば、シイラです。シイラはトビウオを捕まえるそうで、星座の配置的にもとびうお座が追いかけられるような形になっています。実はこの星座、シイラ座だったのでしょうか。
余談ですが、黄金郷、エルドラドのドラドは、このDoradoです。シイラを釣り上げるとき、金色に輝くところから付けられたとか。

大マゼラン銀河

かじき座にある有名な天体といえば、大マゼラン銀河。天の川銀河のお供、伴銀河のうちもっとも大きな銀河です。距離は16万光年、大きさは3万光年ほど、数百億の星があり、もともと棒渦巻銀河だったものが、天の川銀河に接近したために形が崩れてしまったものと考えられています。
大マゼラン銀河には、天の川銀河と同じように散光星雲や散開星団、超新星の爆発跡がたくさんありますが、その中でも有名なのはタランチュラ星雲です。大きさは約千光年、その中では現在もたくさんの星が生まれている星形成領域(Star-forming region)があります。また、1987年に爆発した超新星1987Aも、この大マゼラン銀河にありました。

大マゼラン銀河では、私たちの天の川銀河で起きている現象が同じように起きており、それらを研究することで、天の川銀河で起きている現象もより詳しく知ることができると考えられています。

大マゼラン銀河
タランチュラ星雲
 どちらも NASA Astronomy picture of the day
 
 

恒星データ

Hipparcos
番号
バイ
エル
符号
赤径赤緯固有名
カタログ名
意味アルマゲスト名実視
等級
絶対
等級
スペクトル距離
(光年)
21281α Dor04h34.0m-55°03’   3.30-0.36A0V:176
26069β Dor05h33.6m-62°29’   3.76-3.76F6Ia1040
19893γ Dor04h16.0m-51°29’   4.262.72F4III66.2
27100δ Dor05h44.8m-65°44’   4.341.10A7V145
データ出典: バイエル符号・等級・スペクトル・距離 Hipparcos 星表  絶対等級・独自計算  固有名・意味 星座の神話  アルマゲスト名 アルマゲスト