かんむり座

クレタ島の王女アリアドネに、酒精の神ディオニュソスが贈ったという冠。

かんむり星図

かんむり座

名称星座名かんむり
略号CrB
学名Corona Borealis
所有格Coronae Borealis
英語名the Northern Crown
設定者プトレマイオス
概略位置赤径15h40m
赤緯30°
面積179
季節
南中7月中旬
星数1等0
2等1
3等0
4等4
5等13
6等17
変光星81
データ出典:
 星座名・概略位置・星数:天文年鑑2009
 名称(星座名を除く):IAU Webサイト
明るい星はありませんが、7つの星が半円状に、小さな冠の形に並ぶ姿は、空の暗いところでは結構見つけやすいものです。
かんむり座の目印は、うしかい座アルクトゥールス。明るいオレンジの星をまず見つけ、そこから東へ目を移して、ちょうど腕を伸ばして見る拳骨くらいの大きさの半円の星の並びを見つければ、それが冠の姿。
星座絵では、うしかいがこれの方角を見ている姿に描かれているものがあり 「牛の番をせずに冠に見とれている」などと解説したりもします。

αは2等星のアルフェッカ。「欠けたお皿」という意味で、この星座全体の姿でもあります。残りは4等星が5つ、5等星が1つ。

神話では、クレタ島の王女アリアドネの冠といいます。アリアドネは、クレタ島の地下迷宮に住むミノタウルス退治をするためにやってきたテセウスに恋をし、迷宮で迷わないように糸巻きを持たせ送り出しました。無事にミノタウルスを退治したテセウスと結婚をし、ともにテセウスの故郷に向かいますが、途中寄港した街に置き去りにされてしまいます。
嘆き悲しむアリアドネに、ディオニュソスが求婚をし、そのとき送った冠が星座になりました。

かわいそうなアリアドネ、やさしいディオニュソス、というところですが、一説では、彼女を自分のものにするためにディオニュソスがテセウスを追い出したともいい、そうなると一変してサスペンスドラマになってしまいます。

恒星データ

Hipparcos
番号
バイ
エル
符号
赤径赤緯固有名
カタログ名
意味アルマゲスト名実視
等級
絶対
等級
スペクトル距離
(光年)
76267α CrB15h34.7m26°43’アルフェッカかけたものの明星冠にある輝星2.220.42A0V74.7
75695β CrB15h27.8m29°06’ヌサカン二列すべての最も西にある星3.660.94F0p114
76952γ CrB15h42.7m26°18’  輝星につづく南側の星3.810.57A1Vs145
77512δ CrB15h49.6m26°04’  さらにそれ(γ)につづく近くの星4.591.06G5III-IV165
78159ε CrB15h57.6m26°53’  さらにそれ(γ)につづく星4.14-0.10K3III230
75312η CrB15h23.2m30°17’  肩の下の棒にある2星の北星4.993.64G2V60.7
76127θ CrB15h32.9m31°22’  その(β)東でさらに北にある星4.14-0.76B6Vnn311
78493ι CrB16h01.4m29°51’  冠のすべての星の最東星4.98-0.18A0p...351
データ出典: バイエル符号・等級・スペクトル・距離 Hipparcos 星表  絶対等級・独自計算  固有名・意味 星座の神話  アルマゲスト名 アルマゲスト