ぎょしゃ座

馬車の運転手、御者。最近は使わない言葉の一つですね。

ぎょしゃ星図

ぎょしゃ座

名称星座名ぎょしゃ
略号Aur
学名Auriga
所有格Aurigae
英語名the Charioteer
設定者プトレマイオス
概略位置赤径6h0m
赤緯42°
面積657
季節
南中2月中旬
星数1等1
2等1
3等4
4等5
5等33
6等104
変光星561
データ出典:
 星座名・概略位置・星数:天文年鑑2009
 名称(星座名を除く):IAU Webサイト
ぎょしゃ座は、冬の1等星を持つ星座のうち、一番空高くまで昇ります。1等星はカペラ、春のアルクトゥールス、夏のヴェガと同様、天頂付近を通る明るい星のひとつ。晩秋の夕方、東の空にいちばん早く見えてくる、冬の訪れを教えてくれる星です。

ぎょしゃ座も、見つけやすい星座のひとつ。目印のカペラを見つけたら、周りの星で五角形を作ります。α・カペラが左肩、子ヤギを抱き、そこからβが右肩、θが右腕、おうし座の角の星βが右足、ぎょしゃ座に戻ってιは左足。大きさはオリオン座と同じくらい、結構大きなものです。

おうし座β、角の先の星は、もともとぎょしゃ座γとしてぎょしゃの右足と兼任していました。1930年に星座境界をはっきりさせたときに、おうし座に含まれると決定され、正式にはぎょしゃ座の星ではなくなってしまいました。
秋のアンドロメダ姫の頭の星と同じように、星座をイメージしたとき、おうしの角が1本ではなんとも締まりませんから、おうし座が優先されたのでしょう。天文学者も、星座を大切にしているのが分かります。
もっとも、星座を楽しむには、そんなことは気にせず、どんどんつないでしまえばいいのです。

ギリシャ神話では、アテネの王エリクトニオスの姿。エリクトニオスは足が不自由でしたが、馬車を発明してそれに乗り、活躍したといいます。

散開星団と不思議な変光星

ぎょしゃの五角形の中には天の川が流れ、散開星団がいくつかあります。M36、M37、M38という散開星団は天の川が見えるところでは肉眼でも見つけることができ、双眼鏡があればぼおっとした雲のように見えます。

ぎょしゃ座には、不思議な変光星があります。ε・アルマーズです。27年周期で2年間も暗くなっている食変光星なのですが、暗くなったときでも隠している伴星からの光が観測されず、2年間も隠しているということは、相当大きくないといけないために、どのような星系なのかが分からずにいます。
2009年から食の期間に入っていて、最新の観測から、伴星はスペクトルB型、その周りにちりやガスの雲があり、それらによって伴星も主星も隠されているのではないか、という説が出されています。2011年まで食の期間、今回の食で、なぞが解けるかもしれません。

恒星データ

Hipparcos
番号
バイ
エル
符号
赤径赤緯固有名
カタログ名
意味アルマゲスト名実視
等級
絶対
等級
スペクトル距離
(光年)
24608α Aur05h16.7m45°60’カペラ雌子山羊左肩で(カペラ)とよばれる星0.08-0.48M1: comp42.2
28360β Aur05h59.5m44°57’メンカリナン鹿を抱く者の肩右肩の星1.90-0.10A2V82.1
28380θ Aur05h59.7m37°13’  右手頸にある星2.65-0.98A0p Si173
23015ι Aur04h57.0m33°10’ハッサレー 左くるぶしの星2.69-3.29K3IIvar512
23416ε Aur05h02.0m43°49’アルマーズ 左肱にある星3.03-5.95F0Ia2040
データ出典: バイエル符号・等級・スペクトル・距離 Hipparcos 星表  絶対等級・独自計算  固有名・意味 星座の神話  アルマゲスト名 アルマゲスト