おひつじ座

黄道12宮最初の星座。現在にも伝わる占星術が成立した古代ギリシャの時代、春分点はこの星座にありました。

おひつじ星図

おひつじ座

名称星座名おひつじ
略号Ari
学名Aries
所有格Arietis
英語名the Ram
設定者プトレマイオス
概略位置赤径2h30m
赤緯20°
面積441
季節
南中12月下旬
星数1等0
2等1
3等1
4等3
5等19
6等58
変光星83
データ出典:
 星座名・概略位置・星数:天文年鑑2009
 名称(星座名を除く):IAU Webサイト
おひつじ座の星占いでのマークは「」、歳差運動によって、うお座に春分点が移った現在でも、春分点のマークとして天文学で使われています。占星術と天文学が近かった頃の名残です。
古代ギリシャ天文学集大成の「アルマゲスト」を著したプトレマイオスは、同じく古代ギリシャ占星術集大成「テトラビブロス」も残しています。プトレマイオスが活動していたころは、純粋な学術的好奇心と、未来予測という人間らしい好奇心が混ざりあった時代だったのですね。現在もあまり変わっていない気もしますが。

おひつじ座も、明るい星が少ない星座、都会では探すのに苦労する星座のひとつです。
2等星のαと3等星のβが、おひつじの角に当たり、γからδへ結ぶと羊の身体、δがしっぽ。星座絵では後ろを振り向いた羊が描かれます。黄道十二宮の先頭として、きちんと列を作っているか確認をしているのでしょうか。

βの固有名はシェラタン、「しるし」という意味がありますが、これはもちろん春分点のしるし。δはボテイン、くじら座のバテンカイトスと同じ「おなか」という意味ですが、星座絵的には尻尾にあたります。ここがおなかだとすると、隣のおうし座にずいぶんと食い込んでしまいます。

ギリシャ神話では、金の毛に覆われた羊で、継子いじめにあっていた不幸な兄妹を継母から救い出し、その後、この毛皮をめぐり、ギリシャ神話の英雄たちが一堂に会するアルゴ船の冒険が始まります。

恒星データ

Hipparcos
番号
バイ
エル
符号
赤径赤緯固有名
カタログ名
意味アルマゲスト名実視
等級
絶対
等級
スペクトル距離
(光年)
9884α Ari02h07.2m23°28’ハマル一人前の羊の頭ヒッパルコスが頸においた、頭の上の星2.010.48K2III65.9
8903β Ari01h54.6m20°48’シェラタンしるしその(γ)東星2.641.33A5V...59.6
8832γ Ari01h53.5m19°18’メサルチムよく肥った羊角にある2星の西星3.88-0.10A1p Si204
14838δ Ari03h11.6m19°44’ボテイン腹部尾の3星の西星4.350.79K2IIIvar168
データ出典: バイエル符号・等級・スペクトル・距離 Hipparcos 星表  絶対等級・独自計算  固有名・意味 星座の神話  アルマゲスト名 アルマゲスト