プトレマイオス
Claudius Ptolemaeus
 生 : 100年ごろ  
 没 : 170年ごろ  
 「アルマゲスト」により、古代天文学を集大成させたギリシア系エジプト人の天文学者。
 エジプトのアレキサンドリアで活躍した。

 古代天文学の集大成とも言える「アルマゲスト」には、主にヒッパルコスの研究成果が載せられている。 彼は、ヒッパルコスの研究成果を基に、補足を加えた。「アルマゲスト」とは、アラビア語で「もっとも偉大な」という意味の「Magiste」に、定冠詞「Al」をつけたもの(Almagest)である。 最初は「偉大な数学書(Megale mathematike syntaxis メガレ・マテマティク・シンタキス)」とよばれていた。
 球面幾何学、宇宙体系、食や恒星の観測記録など、詳細な理論や記録が展開されている。 プトレマイオスの宇宙体系は、肉眼観測を行うには十分な精度を持っており、これ以上の精度はチコ・ブラーエの時代になるまで必要にならないほどであった。

 アルマゲストの他にも、「地理学」で(値は間違っていたが)地球の大きさや、緯経度の入った地図を著した。 この本のラテン語訳をもとに、コロンブスがジパングを目指して出港したのはそれから1300年あとのことである。
データ出典: 科学技術人名事典:アイザックアシモフ