アルゲランダー
Friedrich Wilhelm August Argelander
 生 : 1799年3月22日 東プロシアのメメル
 没 : 1875年2月17日 レーニッシュ・プロシアのボン
 ドイツの天文学者。

 1817年、ケーニヒスベルク大学でベッセルの講義をきき天文学を志す。 卒業後同大学天文台助手になり、小惑星発見のために星の固有運動を調査した。
 1837年に、恒星の固有運動観測結果から、銀河系での太陽の進行方向を導いた。 これは、ハーシェルの導いた結果を支持するものであり、その仕事の正確さを示すものであった。
 1843年に「アルゲランダー星図(Uranometria Nova)」を出版、肉眼で見ることのできる恒星をまとめた。 しかし、アルゲランダーの最大の業績は、1852年から観測を開始し、1863年までに3巻出版された「ボン掃天星表」であろう。 小惑星判別のために作られたこの星表は、7年間、625夜の観測をもとに、天の北極から赤緯-2°までの9.5等星以上の恒星32万個余りを網羅した、最初の近代的星表であり、肉眼観測では最後の星表となった。 これにより、9.5等星までではあるが、恒星の具体的な分布が分かったことになる。

 アルゲランダーがボン掃天星表作成に使用した望遠鏡は、口径7センチ、焦点距離1メートル、倍率10倍のもので、現在でもボン天文台の玄関ホールに展示されているそうである。
データ出典: 科学技術人名事典:アイザックアシモフ